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仲尾 正人社長 「やりたいと思ったら、その環境に飛び込むことが大事」

同社は地域ブログ「ミエワン」を運営している会社である。
平成19年6月にサイト設立後、現在1日のページビューが約20,000件・270ブログと、
着実に会員を増やし、「三重県民ならミエワンを使っている」と言われるサイトを目指して
成長を続けている。

まだお若いですよね。おいくつですか?
今、25歳で、今年26歳になります。
 仲尾 正人 社長
起業を志したのはいつ頃ですか?
実はもともと祖父がスクラップ会社を祖父の兄弟と共同経営していて、祖父を迎えに会社に行くことが多く、
何となく小さいころから
「自分で商売するの面白い」
と感じていました。もちろん、その頃は「起業」と「サラリーマン」との違いは全くわかっていませんでしたけど。

自分で何かしてみたいとは、思っていまして…学生時代も学園祭で模擬店とかやったりしてました。
あと、僕の小学校からの先輩が近所に住んでいて、起業の勉強をしていました。
その先輩に高校時代、家庭教師をしてもらっていたのですが、ほとんど受験勉強より
起業の勉強を教えてもらっていました(笑)。


どこかにお勤めすることは考えられませんでしたか?
入学当初から、どこかに就職しようとはあまり考えていなくて、一人で三重県産業支援センターの
ビジネスプラン作成セミナーや講演会に参加していました。大学3年から自分で企業を探して、
社長さんにお願いしてインターンシップなどにも参加してました。

あと、このころ一緒に起業の勉強をしていた仲間と起業家サークルを立ち上げ、勉強会や企業訪問活動を
行っていました。
また、ビジネスアイデア大会「第1回 三重−1グランプリ」(現 NPO法人a.trio様主催)を主催したりしました。
この参加者の中に、起業する人まで出たことは大変嬉しく思っています。

まあ、今考えれば無茶な部分もあったのですが、当時は何も知らないことから、
勢いだけでがんばっていましたね。
名刺交換していただいた方全員に、後日会いに行っていた時期もあります。


ビジネスを立ち上げられるにあたって苦労された点は?
実は、自分で仕事をやるのは初めてじゃないんですよ、いろいろやっていたんですよね、お好み焼き屋と
か、キャラクターにないこともやってました。

弊社の事業のメインは(ブログサービス)「ミエワン」なので、何よりブログを書いてもらう会員さんを
集めるのが大変だったんですよ。初期段階から、まだ画像もデザインも今ほどきちんとしていないベータ版
を立ち上げて運営していましたが、何と、1ヶ月で100件のブログが開設されたんですよ。
無料とはいえ、ユーザーさんの本心としては、「訳わからないところ」に会員登録するって
すごく怖いことだと思うんですよ。
それをするにあたって、発起人の方々にも協力していただきました。
インタビューの様子
どうして「地域ブログ」運営を始めようと思われたんですか?
実は、四日市の商店街活性化を目的とした事業運営に、事業の立ち上げ時から携わってました。
その関係で商店街のお店さんを回っていると
「こういうことして欲しいんだ」
という声を数多く聞くことがありました。
自分でもお好み焼き屋もやっていましたので、お店屋さんが「どういうことをやって欲しいか」というのも
わかっていましたので、(サイト運営側とお店屋さん側の気持ち)両方のことがわかる自分としては、
このノウハウが活かせると思い「これは仕事になるな」と感じていました。

そんな中、今の取締役の猪谷(太栄)さん、武田(秀一)さんを通じてブログという存在を知りました。
サポートする側とされる側、両方の気持ちがわかったものが形にできるのがブログかなと。
ブログは、コミュニケーションールだと思うんです。
ですので、同じ目的を達成できるものがブログ以外にあったとしたら、僕はそれを利用していたかもしれません。

「ミエワンブログ」トップページ
しかし、ただブログのサイトを運用するというのも嫌なので、新しい形のブログを作れないかと
考えていました。
そこで、新しい形の地域に特化した「地域ブログ」を作り上げて、それらを三重から発信出来ないかと考えました。
将来的には県内だけではなく、情報を県外に発信出来るようにしたいです。
当社は広告収入が主な収入なのですが、三重県内以外にも広告を出したい
他県の企業を集めていきたいです。

(ページビューは)ページ全体では1日あたり約20,000ページビューを記録しています。
他県の地域ブログと比較しても、全国でも上位に位置しています。
今のユーザー層は20歳以上の方が多いので、20歳未満の方も増やしたいと思っています。

(地域ブログは)全国で36箇所運営されていますが、記事の更新率が一番いいのは「ミエワン」なんですよ。
開設1カ月記念の6月30日にブログセミナーを開催させてもらったのですが、
多くの方に参加していただくことができました。
このとき、「ミエワン」の売りはネットの世界ではなく、
リアルなコミュニケーションが作れるサイトだと確信しました。


今、「地域SNS」というものもありますが、SNSとブログの違いを
どのようにかんがえていらっしゃいますか?


わかりやすく言うと、クローズされたサイトとオープン的なサイトだという性格の差がまずありますね。
SNSは「招待状」がないと参加できないなど、制約が多いですよね。なので、最初から知り合い同士で
始めるならいいんですけど、「コミュニティを作る」「人を集める」といったことには向いていないです
よね。
元々SNSというものがそういう作りになっていて、それで地域活性をしようと思うと難しいですよね。

その点、ブログはオープンなので検索エンジンにもかかり易いですし、お店の告知や団体のPRなど、
携帯からでも簡単にできます。

当社としてはSNSに近いコミュニティを作れるブログを目指していきたいです。
有名な全国版のブログで「三重」というカテゴリーがあったとしても、
三重県同士の人や情報のつながりがないのが現状です。
「ミエワン」の売りは「目で見えるコミュニティを作れる」ということだと思ってます。
あと、ホームページだと検索してもトップページだけが検索されてきますが、ブログだと
アドレスがページ毎に発行されるので、それぞれのページが別のページとしてカウントされます。
お店の紹介のページも、(検索結果に)情報をたくさん掲載することが出来ます。
ですから、自社でホームページをお持ちの方にもブログを書くことを勧めています。


今後の目標は?

まずは「三重県人ならミエワンを使っている」という常識を作りたいです。
三重の地域特性でもありますが、北部の桑名・四日市と伊勢志摩では文化圏も違えば情報交流も
ほとんどありませんよね。
今後「ミエワン」を見て頂いて、それがきっかけでいろんな三重県を知っていただければ嬉しいです。
ゆくゆくは「ミエワン」をベースに三重を盛り上げる事業を色々やっていきたいです。


これから起業を目指す学生の方に一言お願いします。

自分が「やりたい」と思ったら、その環境に飛び込むことが大事です。
僕も自分が勉強したいからインターンシップも自分でいきましたし、異業種交流会も行ったりしました。
ベンチャーサークルを作ったのも、個人で勉強していたら起業に関する情報が来ないけど、
サークルという形にすると、そこへ情報やチャンスが来るようになるからです。

学生時代はお金も知識もありませんが、時間は多大にあるので、アルバイトなどで忙しいかも
知れませんが、そこを少し削って、好きなことを仕事にする時間を作ってみてはいかがでしょうか。
当社でもそういった方を応援していきたいと思います(インターンシップ生随時募集中です)。
是非、メールでもいいのでご連絡ください。
思い立ったら即行動です。
(平成19年7月11日 インタビュー)
会社概要
事業内容:インターネットでの広告業務及び広告代理店業務
       インターネットのホームページの企画・構築及び運営
       インターネットによるショッピングモールの開設及び通信販売 他
所在地 :〒513-0816 三重県鈴鹿市南玉垣町3000−10 2F
TEL 059−383−2070
URL  :http://www.mie1.net

※三重県産業支援センター新産業振興チームは「ミエワン」ブログ内にスタッフブログ、
 「スタッフ日記in新産業振興チーム」を開設しています。
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