| 梅田幸嗣社長 「自分がしてもらったことを次の世代に返していきたい。」 |
同社は、食品・原材料・化粧品の有効性・安全性等の機能性証明のために必要なヒト試験(臨床試験)を提案・実施している。
平成16年度の設立以来「正確・迅速・丁寧・わかりやすさ」を基本にする同社は、みえ治験医療ネットや三重大学の各研究室との連携で実施する制度の高い仕事と社長の誠実な姿勢が評価され、着実にリピーターを増やして事業を拡大している。 |
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起業を志したのはいつ頃ですか?
小学生の時です。会社を経営していた祖父の取引先の方から
「未だ私が駆け出しの頃、社長の所に営業に行くのが楽しみだったよ。
当時まだ珍しかったクーラーが効いていて、冷たい麦茶も出て、いい話もあるし。」
と聞き、私も誰かを喜ばせられるような社長になろうと思いました。
その時は健康志向のペットフードの開発を考えていました。
最近友達としゃべると、「梅田は高校時代から商売っ気の話をいつもしてたね。」
と言われましたね。僕だったらこう仕入れるとか、いつも言っていたみたいです。
僕にとっては当たり前の会話だったので気にもしていなかったんですが。
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梅田 幸嗣 社長 |
実際に起業をしたきっかけは?
三重大学大学院に入った後、学生のベンチャークラブにも入りました。
当時のクラブのトップは今のうちの副社長(活纓p工学研究所・北岡義国社長)
なんですけれど、僕の学生時代には彼はもう社長で、憧れの存在でした。
当時は彼の「経営者の考え方」がなかなか理解できず、でも、この人の考え方を
理解したときに、何か自分にも道が開けるんじゃないか、と…常に兄貴分的存在でした。
そこでの活動の中で、三重県や三重県産業支援センター(以下「センター」)の人とも
ご縁があり、センターの「ベンチャースクール」や四日市商工会議所の創業塾に参加しました。
ベンチャースクールには、創業前と創業後の2年連続で合計3コース参加しましたよ。
また、鈴鹿高専の齊藤副校長とお会いして、SUZUKA産学官交流会の中の研究会に
通わせていただきました。そこで色々参加した経験で、起業に対する気持ちが、より高まりました。
当時を知る人から、「梅田君、いつも昼間は創業塾、夜は実験室で、眠い目をこすって
頑張ってたね。」と言われたのが嬉しかったですね。
忘れてはならないのが、潟Cーラボ・エクスペリエンス(津市)の島村社長。
創業前に半年間バイトさせてもらいまして、論理的な計画遂行方法などを教わりました。
また、創業後は万協製薬梶i多気町)の松浦社長には物事の考え方をご指導いただいたり、
色々相談にのっていただいたりして、お世話になっております。
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様々な出会いに後押しをされたんですね。
そう言う方たちは若い頃に苦労をされているんですが、普通に学生生活を送っていても
出会わないじゃないですか。だから、飛び込んで行くと
「苦労して何かやりたいという学生が来たぞ。じゃ、相手をしてやるか。」となります。
起業前に、多く経営者や役員の方々にお会いし、今の会社のビジネスアイディアに対する
意見や感想を山ほどいただきました。その方々からは色々とアルバイトをいただき、その時に
体験談や考えを伺うこともできて、とても良い経験になりました。対価をいただいているので、
ただ勉強をさせていただいているといった生半可な考えはNGです。対価以上の利益を
生んでいるのか?!お荷物ではないか?!と自問自答しながら仕事の精度UPに励み、プロ意識を持ちました。
その経験が良かったですね。
現在もこの「プロ意識」を大切にしています。僕の所に将来そういう若手が来たときは、
自分がしていただいた事を、その人にしてあげたいです。その時に「なんだ、薄っぺらな人だな」
と思われないよう精進せねば(汗)。
そして、これからは私との出会いが若手の方々のやる気に繋がればと思うようになりました。
やはり、自分だけが助けてもらって、縁にも恵まれて「しめしめ…」ではないと思うんですよ。
なので講演を依頼していただいたとき、起業体験談を喜んでしゃべります。僕の体験談を聞いて
起業を身近に感じてもらい、次は「センターに行ってみようかな」、
その次は「ベンチャースクールに行こうかな」と、
そんな風に若手が一人でも思えば、三重県への恩返しにもなるんじゃないかな…って思っています。 |
同社が入居する三重大学キャンパスインキュベーター |
これから起業しようという人に一言お願いします。
まずはベンチャースクールに参加してください。それによって色々と肌で感じることができ、
自分の起業とか、自己実現の道と言うゴールへと向かい始めます。そのアクセルやブレーキは
自分に委ねられているんで、色んな人と会ったり話したりすれば早く到達できるし、車は手に
入れたけれどアクセルを踏まなければ1mmも動かないんですが、そもそも車がないと進まない。
その車がスクールだと思います。スクールは、同じ志を持った人たちとの出会いの場で、
そこで出会った仲間は一生の付き合いになります。自分が辛いとき、同じ三重県の空の下で
仲間も頑張っているんだと思い出すと辛さが吹き飛び、また走れます。
どうせ三重県で何かやるんだったら、早目に友達を作っておいた方がいい、と思いますよ。
起業する時に励まし合える仲間が身近にいないって方は、僕に連絡してくだされば
三重県にいる同じ志の仲間を山ほど紹介しますよ。起業しようとしたときに、一番最初に友達に
なるのが梅田、でもいいかもしれないですね。
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梅田社長の将来の夢は何ですか?
僕は評価屋という職業柄、表舞台に名前が出ることは少ないです。しかし裏方として皆様の健康・美容
や医療関係の方々のお力になれるよう頑張ります。縁の下の力持ちとして、自分が携わった商品で、
少しでも多くの人に
「何か良い!何か嬉しい!何か気に入った!」
と感じてもらいたいです。
何かしら、今までにない存在になりたいですね。イーラボの島村社長の受け売りなんですが、
「なくてはならない会社はなくならない」。だから、なくてはならない会社になろうと思っています。
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| (平成19年5月29日 インタビュー) |
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