| 小野田 達哉社長 「その気があれば、躊躇せずにやるべき。」 |
同社では、紙媒体と携帯電話との融合を第五世代メディアと提唱し、
印刷できる全てのものと携帯電話を結びつけた新しいタイプのサービスを
提案している。
そのためのメディアとして同社が開発したのが、透過型コード(CLコード)と、
大容量三次元メディア(PMコード)。
同社は、この技術により、平成17年度のベンチャー総合補助金を獲得した。
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元々は美容師をされていたと伺いましたが。
美容師になったのは、単に家業を継いだということです。
(IT分野との出会いは)アメリカに美容師の修行をしに行っていたときですが、世界トップクラスの
アカデミーに行っていましたから、目標というのは、あくまでも美容師の勉強をすることでした。
向こうのライセンスも取っています。
ですから、元々IT業界に進出したいと考えていたという訳ではないです。
アメリカにいる頃に、顧客の中には、もう既にコンピュータと言うものを持っている方もいたので、
新しいツールとして触れさせてもらいましたが、別にカルチャーショックがあったとかいうのではなく、
「あ、こんなこともできるんだな」と感じた程度です。
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それ以前のコンピュータとの接点はどのようなものだったんですか?
パソコン自体はオタクですよ、私は。出会ったのが1980年代ですから。
MacUというのを買って、カプラーの時代からいち早くインターネットにもつないでいます。
ただ、その時はどちらかと言うとホビー目的です。パソコン通信もやりましたし、
フライトシミュレーターをやるために、部品をアメリカから取り寄せて作り変えたり、
プログラミングもしていました。
それが今のベースにはなっていると思います。
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小野田 達哉 社長 |
美容の世界からITという畑違いの分野に移られたことに、何かきっかけはあるんですか?
私は、皆さんがおっしゃるように、起業することがそれほどすごいことだとは考えていませんので、
単純に新たなビジネスを始めたというだけのことだと思っているんです。
何ていうのかな…この間まで車を売っていた人がラーメン屋を始めた、というのとあまり変わらないと。
事業をすると言うことに関していえば、美容も事業だし、そこから違う分野の事業を始めた、ということで、扱う商品が変わっただけのことです。
ちょっと大きな商社だって、果物から石油、飛行機まで売っていますから、この間まで電子部品を扱っていた人が木材を売る仕事に変わることもあるわけです。
ですから、何のハードルもない。
むしろ、今まで宮仕えをしていた人が、生活をしながら新しい会社を作ると言う方が大変なのかも知れないですね。
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何かその後押しをしたものはあるんですか?
簡単に言えばやりたいことをやった、ということです。
同じ事業をやるなら面白いことをやりたいと。
特にITを選んだのではなく、たまたま面白いことに巡り会えた、ということです。
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その際、苦労されたことなどは?
基本的に、苦労は苦労と思わないです。
新しいことが多いですから、今までの経験値ではできないことも当然あります。
しかし、新しい方が面白いから、何が苦労かといわれると…別にないですね。
その都度色々な困難を全てクリアしてきてはいるんでしょうけど。
当然、美容師をしていたときのような収入はすぐには得られなくなる訳ですから、
準備はしないといけないという、経済的な問題はありました。
コンピュータについては独学ですが、20代の頃から触れていますから、
ある程度できるとは思っていましたし、三輪(取締役副社長COO)との出会いがあり、
足りないものは補完してもらいましたから。
その(三輪氏との)出会いがなかったら、ひょっとして今の事業はやっていないかも知れないですけどね。
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結局は楽しいからやっていけると?
美容師をしていたときは相当な収益がありましたから、生活するだけならそっちの方が楽だったと思います。でも、皆さんも、仕事に対して何かをやりたいというスピリッツがあってやられると思うんです。
楽しいからですよ、きっと。だからこそやれるんだと思います。
でも、そんなに大したことじゃないと思うんですよ。簡単に言えば、前に行こうとするときには足を出さないと倒れるでしょ?だったら前に出すじゃないですか。安全な位置にとどまろうとするのは、足を出していないということですよ。
でも、それはそれでいいと思うんです。色んな役割がいて当たり前ですし、そうでないと回らないですから。
ただ、(前に出たいという)気持ちがあるのであればやるべきです。
何かやるにしても、大きいか小さいかと言うだけでリスクはあります。決断をする時に、リスクの度合いをどう判断するかですよ。
僕も事業をやる以上、リターンも非常に大きいかもしれないけれどリスクも大きい。
でも、それは色々なやり方で回避できるだろうと考えています。
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社長の将来の夢は?
先行しているメジャーなIT企業がたくさんありますからね。
彼らにまず並ぶことであり、追い越すことですね。
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既に東京の新丸ビルに入居されていますね
ベンチャー企業では15社程度入っていますけど、地方の企業で入っているのはうちぐらいです。
入居にあたっては、非常に厳しい審査を受け、それを通っています。
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これから起業する人に一言お願いします。
その気があればやるべきです。
躊躇せずにやるべきです。
日本の場合、失敗したらダメ、というものがあると思いますけど、カルチャーの違いはあると思うんですが、世界的に言えば、特にアメリカなんて失敗するのが勲章みたいになっていますから。チャレンジしない限り失敗もないですからね。
ですから、やるべきでしょうね。どんなことでもやれば身になりますから。やらなければ何もおきないし、何でもやってみることだと思います。
そう言うのがない限り日本は負けてしまうと思います。もっと頑張るべきだと思うし、やれるチャンスがある人はぜひやるべきです。
そのサポートを、産業支援センターが上手にやればいいのではないか…と。
三重県は地域性から言えばのんびりしているというところはありますし、資金調達やクライアントを探すときなど、事業をするうえでのハンディはあります。
ただ、東京などと比べると、同じことをやっている企業さんが少ないから、目立つのは早いですよね。
東京で同じことをやっていたら、生き残るためにまず勝ち抜かなければいけませんから。
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これから起業する人に一言お願いします。
元々あったんじゃないですかね。それが確認できたのは向こうにいたときだったかもしれないですけど。 |
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| (平成19年9月5日 インタビュー) |
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